前回日記
2009年7月7日(火曜)
我が愛しの 80年代SFXばなし〜〜〜www




あ、SEXじゃないよ、SFXだよ〜〜〜〜〜♪




というわけで、いやいやいや、

今朝は生まれて初めて、

すぷらったった〜〜〜〜を見てしまいましたよw




おかげで目覚めが、

すげえや〜な感じだった月蛇ん!です、こんばんは。




どういうかというと、

な〜〜んか、いろいろあって(でも、ぜ〜〜んぶまるっと忘却www)


気がつくと夢の中オリジナルの仕事場で、

これまた夢の中オリジナル若くて綺麗な女性スタッフたちと、


どうやらどこかの店の内装を

仕上げるらしい仕事をしているわけです。




あ、繰り返しますが、

リアルで内装の仕事をしているわけでもなければ、

リアル若い女性のスタッフに囲まれているわけでもありませんwww



まあ昔は、若いバイトの女の子に囲まれていた

幸せな時代もありましたが、それはさておき、



よ〜〜するに 身に覚えのない仕事を、

会ったこともないはずの美女達と組んでやっているという、


ただの夢仕様です♪





んで、本来ならメチャ幸せなはずのに、


まったくもってお呼びじゃない

エルム街の悪夢フレディー君

乱入してきやがったのですよ!





あ〜〜〜、いま思い出してもむかつくwww





ただ、乱入してきたといっても、

これまで見てきた悪夢のように

目の前に現れて襲ってくるわけではなくて、



まるで編集された映画のように、

自分が動き回っている時間軸のなかに、


突然、フレディー君が、

あの爪ナイフを振るうカットが挿入されるという、


いや、あんな編集されてるみたい夢映像、

初めて見たわ!




んで、フレディー君カットが入るたびに、

その仕事場で、女性スタッフ達の切り刻まれた死体が

ひとり、またひとりと増えていくという、




そしてその、

切り刻まれた傷口から流れ出る真っ赤な血糊が、

オイラの足元にまで広がってきたところで、

ありがたいことに目が覚めてくれまして、



ひさしぶりにいや〜〜〜な気分で、

一日が始まったわけですよ。





まあね、

オイラ、ホラー映画は大好きだけど、

本気で怖い映画と、

殺人鬼が人を切り刻む系のスラッシャーホラーは苦手です。




オイラが好きなホラー映画ってのは、

作り物の楽しさを見せてくれる映画のことで、




具体名を挙げれば 『ハウリング』で覚醒して、

『遊星からの物体X』で ずっぽりハマったといえば、

ご理解いただけるかと・・・・・・・・・




つまりは特殊効果に夢中になって見ていたわけですが、


そんなオイラのハートを、

思いっきり鷲掴みにしたビデオクリップが、


そう、故マイケルジャクソン氏『スリラー』だったわけです。






・・・・・・・・・・・・・よし、うまくつながったぞwww






じっさい、『スリラー』PVは、

それまでオイラが持っていた洋画に対する興味と、


その頃、あちこちのテレビ局で流されていたMTV番組によって、

急速に膨れ上がっていた洋楽への興味が、


見事にひとつに重なった記念碑的な作品でして、



そ〜ゆ〜意味でも忘れられない一本です。




まあ、そのときすでに

『今夜はビートイット』を見ていて、


なにこのダンス、かっけえ〜〜〜〜


と夢中になってはいましたが、




それに加えて『スリラー』は、


当時いちばん気にかけていた

特殊メイクアーティストリックベイカー

手がけていたこともあって、




そりゃあもう、

ワクテカどころの騒ぎじゃなかったわけですよ!





と、ここでリックベイカー氏の名前が出てきたところで、

話の軸足を彼に移しますw




だけどその前に、


アメリカに「シネフェックス」という

映画の特殊効果について、

豊富な写真資料とインタビューに基づく詳細な解説を

載せてる雑誌がありまして、



80年代には、なんとあのバンダイが、

翻訳&出版しておりました。



参考サイト(→)「シネフェックス伝説」バンダイ版




んで、当時のオイラは特殊効果オタクでもあったので、

何冊か買って、いまでも持っているのですが、



その5号目で、

リックベイカー特集を組んでおりまして、



その中で、『スリラー』制作裏話についても、

リックベイカー本人へのインタビューをもとにして 書かれております♪





んで、まあ、

この日記・・・・・・か???)を書くために、

20年ぶりに引っ張り出して読んでいたんですが、




ホント、おもしろくて、

ついつい関係ない項目まで拾い読みしてしまい、

思わぬ時間を喰ってしまいましたw




いやもう、

この場で紹介したくなるようなエピソードが満載なんで、

困ってしまうんですが、


切りがないので自重します。





んで、『スリラー』です。




まずは引用www


---------------------------------------------------------


『狼男アメリカン』を見て非常に感心したジャクソンが、

ジョンランディスにこのミニフィルムの監督を依頼し、

ランディスは即座にリックベイカーに連絡をとった。



ジョンが僕にいったのです

 『こいつはおもしろいと思う。おまえもやるしかないぜ』ってね。



 ただ問題は
マイケルが、『狼男アメリカン』のような変身も含めて、

 手の込んだものを全部やりたがったということなのです。



 マイケル『スリラー』の撮影が開始されるまでの5週間で、

 10ヶ月はかかることを全部やらなければいけないと思うと、

 僕はあまり気乗りがしませんでした。



 それで
マイケルに、

 変身はあきらめるように繰り返し何度も説得しました。


 また同じことを1からやり直したくなかったし、

 時間が限られれば余り質の良いものは期待できないから

 なおさらでした。



 仕事のことで初めて
マイケルに話をしに行ったとき、

 ジョン恐怖映画の本を持っていたのです。


 すると
マイケル『そんな物はどこかへ持って行ってくれ。

 僕はそういうものは見たくないんだ』
と言うのです。



 僕は思いました。

 『こいつはいいや。この本をうちに入れるのも嫌がる人間に、

 僕は怪物のメークアップをすることになるんだ。

 そして彼の登場シーンでは、メークでゾンビみたいになった

 大勢の人間に囲まれることになるんだ』
ってね


---------------------------------------------------------

(株式会社バンダイ発行『シネフェックス』第5号より引用)





いやもう、無邪気なマイケル、フルスロットル!

ってな感じですwww




なんで聞いたのか、はたまた読んだのだったか

思い出せないのですが、



当時マイケルは、自分のPVを作るときに、

この人に撮ってもらいたい!と思ったら、

自分で直接電話をかけて交渉していたそうで、



ジョンランディス監督にも直接電話をかけたという話だし、

『BAD』を撮ったのは マーティンスコセッシ監督なんですが、

やはりマイケルが直接連絡を取ってきてスコセッシ監督を驚かせたと、

なにかで解説しておりました。




それにしても、恐怖映画の本すら怖がる人間が、

『狼男アメリカン』を見ていたというのもおもしろいけど、

自らその手のフィルムを作ってみたいと考えるのも面白いwww




まあ、怖いもの見たさってのは、

人が持つ、かなり基本的な好奇心だと思うので、

ふか〜〜く 納得するところです。



オイラにしてからが そうだったしwww




んで、ここで『狼男アメリカン』動画でも

「Youtube」にあがってないかと検索してみたら、

面白いブログがヒットしてしまい、


いままで読みふけってしまった・・・・・・・・・・




つくづくネットは、

オイラの時間を喰い散らかしてくれやがりますw





それはさておき、

「Youtube」『ハウリング』『狼男アメリカン』

変身シーンを並べた二本立て動画があったので、


そちらをリンク!





というわけで、

当初『ハウリング』については 長くなりそうだったうえに、

肝心のマイケルの話題から、さらに離れてしまうので、

書かないつもりでいたんですが、



並べちゃった以上、ついでだ♪





ところで『ハウリング』「ウィキペディア」

とても愛のこもった記述が載っておりまして、



そこに書いてあるとおり、

当初この映画の狼男メイクリックベイカーが担当していたのに、

ジョンランディス『狼男アメリカン』に乗り換えてしまったわけです。




というのも、

ジョンランディスリックベイカーの付き合いは長く、



ジョンランディス監督デビュー作でもある

『SCHLOCK』という猿人モンスター映画で、


こちらもプロデビュー2作目だったリックベイカーが、

主役の猿人の着ぐるみを制作して以来の仲で、



この『SCHLOCK』という映画は、オイラは未見なんですが、

ジョンランディス監督みずから猿人の着ぐるみを着用して、

監督 兼 モンスターという、素敵に無茶なことをやっております♪




『シネフェックス』第5号には、

着ぐるみを着込んだままの監督が、


猿人メイクのうえから眼鏡をかけて、

カメラを覗き込んでる写真が掲載されているんですが、


最高にプリティーですwww





とにかくこの映画で、ふたりは意気投合したんですね♪





んで、ここで『シネフェックス』第5号より引用!


---------------------------------------------------------


大きく逆のぼって
『SCHLOCK』の時代から、

ジョンランディスは映画化しようと、ある台本を暖めていた。

ロンドンにいるアメリカ人の狼男、
『狼男アメリカン』だ。



ロンチャイニージュニアが狼男に変身した時のような、

オーバーラップの連続のかわりに台本では、

撮影中にその場での頭骨の形と骨格構造の劇的な変化が、

要求された。




当時、このようなことは、まったくなされたことがなかった。


そのような効果を生む技術そのものは、

当時は手の届くところにはなかった。



けれども
ベイカーは詳細で完全な変身に取り組む意欲を表明し、

プロジェクトが日の目を見るときには必ずその場にいることを

約束したのだ。


(中略)


長い年月のうち、
『狼男アメリカン』に何回も製作の話があったが、

実際に製作に着手するまでには至らなかった。



そのため、
『ハウリング』で狼男の変身シーンをやる話があった時は、

その手の変身を扱う最後のチャンスに思えたのだ。



『ハウリング』用に試験的にデザインを始めたところへ、

ランディスのフィルムの話がスポンサーとスタート日も確定して

浮上してきた。



そしてデザインのかち合いを防ぐために、

ベイカー『ハウリング』ロブボッティンに譲り、

それからもテクニカル
コンサルタントとして協力することを約束した。


---------------------------------------------------------


(株式会社バンダイ発行『シネフェックス』第5号より引用)




このロブボッティンという人も凄い人で、

わずか14歳のときに その才能を認められて、

リックベイカーのスタッフに加わっています。




『ハウリング』のメイクを手がけたのは、

20歳か21歳のときじゃなかったかな?




この映画の興行的成功とともに彼の名前も有名になり、

ジョンカーペンター監督『遊星からの物体X』での特殊メイクで、

ついにその名声を確立させて、今に至っております。




それにしても感心するのが、

あの、契約にうるさいハリウッドで、

よく仕事の途中で 他の映画の作業に移れたもんだなあ!ってこと。




オイラ思うに、

『ハウリング』を監督したジョーダンテは、

ジョンランディスと同じく生粋のオタク派監督なので、

こういうオタク的なに対して寛容だったのかな???




また、ロブボッティンとはすでに『ピラニア』で組んでいたので、

彼が後を継ぐのなら不満がなかったのかもしれん。




その一方、『狼男アメリカン』は、

映画としての評価はともかく

興行的にはどうだったのかなあ???




日本ではまったく話題にならず、

それどころか、もう少しでお蔵入りするところだったのを、


マニアたちが配給会社に働きかけて公開にこぎつけたと、

当時の雑誌で読んだ覚えがある。




オイラはといえば、

当時はホラーがまだ苦手だったので、



『ハウリング』『狼男アメリカン』も、

テレビ放映時に見ていますwww




ともあれリックベイカーは、

『狼男アメリカン』アカデミーメイクアップ部門賞に輝き、

師匠の底力を見せることになるのですが、




なぜかホラーが苦手らしいのに、

それを見ていたマイケルジャクソンによって、

ジョンランディスともども、

『スリラー』PVを製作することになってしまうわけです。




ああ、無理やりだけど、やっと本題に戻ることができたぞ♪




でも、ここでいったん区切ることにします。




すでに書き始めてから5日目www



『シネフェックス』を読み直したり 関連サイトを読んだりしてたら、

えらい時間を喰ってしまったw




2日ほど、まったく日記を書いてるヒマのない日もあったし・・・・・・・・・




冒頭に書いた悪夢の話は、

実は5日前今朝だったりします♪





ところでさきほど、こんなニュースが出ているのに気がつきましたw



「ファン騒然、

 ネバーランド邸宅内に故マイケル・ジャクソンさんの亡霊が!」




---------------------------------------------------------


この映像は、
マイケルさんの遺したネバーランドの邸宅

TVカメラが潜入したもの。



レポーターが
マイケルさんのベッドルームで、

ドアに取り付けられた厳重な鍵を見せながら

プライバシーを重視していたことなど説明した後、


廊下を映し出したカメラが、
突き当たりの部屋の入り口部分を

黒っぽい影が横切る様子
をハッキリと捉えている。


---------------------------------------------------------


(上記ニュースサイトより引用)




で、これが「Youtube」にあがってた問題の映像のひとつですw


すでに何種類もうpられてますね♪




クローズアップした検証動画も!




たしかに影そのものが横切っているように見えるwww




正体はともかく、これからこの動画が、

伝説として語り継がれることになるんだろうなあ♪







というところで、続きは後日!









・・・・・・・・・・それでは、





前回日記
日記 なび
TOP へ戻る